推しと舞台と時々オタク

壁打ちブログです

推し変をした話

気が付いたらとてもお久しぶりになってしまっていました。

2月から仕事が忙しくなりましたが、相変わらず推し活しています。

 

 

今回の話題は、とてもデリケートな問題なので、載せるかどうか悩んだのですが、あくまで自分の備忘録として載せようと思います。

 

タイトルの通り、推し変をしました。

具体的に言うと、1推しが元推しになり、2推しが1推しになりました。

(以下、元推し、現推しと表記します。)

 

元々若手俳優に興味を持つきっかけとなった元推し。

今まで避けてきた2.5次元というコンテンツで、一目惚れしたのが元推しでした。

 

売れっ子だけどいつも謙虚で、努力を怠らず、誰よりもファンを大事にしている姿勢が大好きでした。(色んな意見はあるけれども...。)

そんな彼に対してあれ?と思ったのは、今年に入ってから。

それまで毎月数回やっていた放送も1回になり、ファンを大事にしてくれていると感じられる言葉も無くなりました。

一度持った違和感に気付いてしまったら、元には戻れなくなりました。あんなに大好きだったのに。そもそも推し始めてから日にちがそんなに経っていないので、すぐに推すのを辞めようと思ったのかも。

 

彼はあくまで役者。

舞台の上に立っている姿が好きなのなら、応援すべきだと思います。

私生活やファンに対する態度がどうであれ、彼の演技が好きなのなら、応援すべき。

それが正しいファンの姿だと思います。

 

それでも、私は元には戻れませんでした。

結局のところ、私の好きの気持ちが続かなかった、私が変わってしまったからなんだと思います。

最初は彼の演技を観ているだけで幸せだったのに。

 

ちょうど違和感を覚え始めた頃、現推しがとっっっっても素敵な演技をしているのを観て、この人をもっと応援したいなと思ったのも一つの要因でした。

 

決定的だったのは、元推しに対して「私が応援しなくても彼は食べていける」と思ったこと。そう思った自分にとても驚きました。

全通したこともない、通いはするけど入っても一桁な私が応援することをやめても、彼には新規のファンがどんどん着くだろうし、収入に支障は出ないだろうなと。

でもこう考えた時に、自分が降りる理由を元推しに擦り付けていて、なんだかとても自分が嫌になりました。

私は私のために元推しを応援していて、彼が生きて演技をしてくれていたらそれだけで充分だったのに、勝手に違和感を覚えてそれを元推しのせいにして、勝手に離れていく。なんて自分勝手なんだろうなと。

でもどうせ、公演が決まったら1回は観に行くんだと思います。(未練たらたらかよ)

 

元推しを応援するのを辞める、と自分の中で決心するまで何故だかかなり苦しくて、謎に泣いたりしたのですが、今は割と吹っ切れて、現推し可愛いー!!現場楽しー!!ってなっています。現金なやつ。

でも泣くほど元推しのこと好きだったんだな〜とも思いました。

 

何か沼に入る時って、入るべき時に入り、上がるときに上がると思っているので、今回もそのタイミングだったんだろうなと思うことにしています。

 

元推し繋がりで現推しも見つけたし、この沼はとても楽しい沼なので、きっかけになってくれた元推しにはとても感謝しています。ありがとう。

元推しの未来が、明るいものであることを祈るばかりです。

 

終わり!

 

泪橋ディンドンバンド3を観た話

※ネタバレありです。ご注意ください。

 

先日、推しさんが出演している舞台、泪橋ディンドンバンド3を観劇してきました。

私が観たのは銀ちゃんがいないバージョン。まだ応援し始めて日が浅いということもあり、1と2を観ていなかったのですが、推しさんがインタビューで「1と2を観ていない初見の人にも楽しんでもらえるように頑張るのが僕達の仕事」と言っていたので、あえて予習せずに行きました。

 

初めての博品館。ロビー狭い!そして古い!(笑)

会社の先輩で博品館に行ったことがある人がいて、「前方角席は頭をぶつけるから気をつけろ」と忠告をいただいたのですが、本当に低い。びっくりした。今回は後方センブロだったので頭をぶつける心配は無かったけど、椅子がめちゃくちゃ低くて座る時びっくりました。

 

泪橋ディンドンバンドとは、泪橋という貧しい街を舞台に、かつてちんどん屋を営んでいた家の息子が「泪橋ディンドンバンド」と名前を変え、ちんどん屋を復活させ、その仲間たちのドタバタコメディーです。

今回は3、1から2年後という設定(ちなみに2は1の5年前だったらしいです)。今回は序盤出られないキャストがいるので、途中でお話が変わるらしいです。(ちなみに銀ちゃんという、泪橋ディンドンバンドを復活させた息子が、他舞台との兼ね合いで前半は出演しません。)

割とチケットがすんなり手に入り、いないver1回、いるver2回観劇します。

 

今回は、いないverを観劇した感想です。

 

まずは、前回までを全く予習しなかったので大丈夫かな〜と不安だったのですが、そこは全く心配ありませんでした。前提(登場人物についてや、銀ちゃんがいない理由、土地の説明など)は、3から登場したキャラクター(過去作のキャラの後輩らしい)が説明してくれます。

 

何を持ってコメディーとするのかは難しいのですが、声を出して笑うというよりは、くすくす笑う感じでした。結構シュールな笑いというか、最初は観客も笑いどころに戸惑っていた感じが。

 

正直に言うと、何回も通いたいとは思えませんでした...。主演なのに他のキャラの方が重要っぽいポジ&出番も多いし...。

グッズの売上も良いみたいですが、なんだか推しが客寄せパンダになっているようで、ちょっともやりました。私の期待のし過ぎだと思うのですが。

 

次は銀ちゃんがいるverを観てから、またちゃんと感想を書きたいと思います。

軽いけど、今日はこれにて。

 

終わり!

 

テニミュ3rd四天宝寺を観た話

※ネタバレありです。ご注意ください。

 

まずは、四天宝寺公演お疲れ様でした!

私は12月の東京公演(青年館)、凱旋公演(TDC)それぞれ1公演ずつ観劇しました。

 

テニミュを生で観劇するのは初めてで、ニコ生とdアニメストア、あとはGyaoで配信されてるもので一通りは観ていたので、試合の展開や曲も知っていて、生で聴けるのをとても楽しみにしていました。

今回のメンバーでミュの推しは特にはいないのですが(大体いつも氷帝滝くん、立海柳生くん推しです)、原作とアニメなら青学手塚が好きです。

2nd7代目青学を神だと崇めているオタクで、7代目手塚と不二のコンビが大好きなのですが、10代目の評判はお世辞にもいいとは言えず、大丈夫かな〜と思っていました。私は観ていてキレだしたりしないだろうか...と。実際にもう二度と彼らの公演は観に行かないとSNSで宣言している人も目にしたし、初めての生観劇がこれでいいのか...とも思ったのですが、生のふわふわを観たくて(動機が不純)行ってきました。

 

12月の青年館での公演を観てまずは「思っていたよりも悪くないな」というのが正直な感想です。

手塚も声がちゃんと出ていたし、不二くんも歌は今後に期待だけど...ダンスをすごい頑張ってるなぁと思いました。

不二くんって、これまでの四天の時のキャストがゆん、たあと、やたちゃんとかなりの実力者、そして負けはするけれども絶対的な強者感(そして穏やかでいなければいけない)という、表現がかなり難しい役の中、彼は全氷で酷評されて物凄く悩んだんだろうなと思うと、なんかこう、思うところがありました。

10代目青学の方達のパーソナルな部分までは知らないのですが、3rdシーズンの終盤、しかも10代目という区切りの代で厳しい目が向けられることが多いと思います。お金をいただいている以上、上を目指すのは当たり前だと思いますが、私は頑張ったねぇと(めっちゃ上から目線ですが)認めてあげたいなと思いました。

 

ここからは曲の話。

青学の新ソングが好きすぎて早く配信して欲しい(笑)。ガンウーソングめちゃくちゃ好きです。全氷の時も思ったけど、青学の歌って耳に残るキャッチーな曲が多くていいですよね。

大千秋楽を観た友達が、このガンウーソングで新しくメンバー同士の掛け合いが追加されたと教えてくれて、物凄く気になります。絶対好き(確信)。

 

四天の新曲も可愛かったなぁ〜!チャチャチャ大阪〜チャチャッチャ!

四天の満面の笑みでパフォーマンスしてくる感じ大好きです(なお1名は除く。笑)。四天に限った話ではないけど、テニミュにハマる理由って、みんな全力でやっているのが分かるからっていうのもあると思います。若い男の子たちが全力で頑張っている姿っていいですよね...。

3rdより追加(?)となった小石川くん、私が観た時は金ちゃんとベンチで盛り上がっていてとっても可愛かったです。

運良く通路席連番で入ることが出来たのですが、小石川くんのハイタッチ、座っている私と友達の目線の高さまで腰を落として、クリームパンみたいなお手手をスっと準備、「うんうん」と頷きながらタッチ(ハイではない)するという、受け入れ態勢抜群なタッチでした。丁寧で笑った。

 

四天戦楽曲なら、不二くんの『僕は変わる』が大好きなのですが、今回アレンジが加わり、曲調が変わってましたね。1st、2ndの伸びやかな感じが好きだったので、これはあまり変えて欲しくなかったな〜。白石のエクスタシーは基本そのまま、ちょこちょこPerfumeみたいなアレンジ加わってましたね。でもこれはよかった。

 

ふわふわも相変わらず可愛かった〜振り付け覚えたい。

 

次は四天チムパ、本編は全国立海ですね!

柳生くん推しなので、次は頑張って通いたいなと思ってます。

 

終わり!

 

舞台 FGO THE STAGEを観た話

※ネタバレありです。ご注意ください。

 

先日Fate Grand Order THE STAGE 絶対魔獣戦線バビロニア、女性マスター、男性マスター両方の千秋楽を観劇してきました。

 

突然ですが、私には推しが2人います。年齢的に1人を推しさん、もう1人を推しくんと呼びます。今回は推しくん目当てで観に行きました。

推そう!と思ったきっかけの作品はいくつかあるのですが、元々2次元オタクで、生身の人間を推すのはなんだか怖いなと思っていたのもあり、なかなか踏ん切りがつかず、決心するタイミングを尽く外してきました。(まぁ映像を観たらすぐに好き...!!!ってなったオタクですが)ちゃんと応援したいと思ったからこそ、今回はきちんと(?)生で観て、今の彼の演技を体感したいなと。そして推しくんにとって、初めての準主演。だからこそ、今回はどうしても行きたかったのです。

 

大人気のFGOの舞台化、前回の第6特異点の舞台化がとても好評だったので、チケ取りはとても苦労しました。公式先行全敗、唯一キャスト先行で女性マスター版千秋楽が取れ、そこからずーーーーっとTwitterに張り付き、相互同行という形で男性マスター版大千秋楽に行けることになりました。本当はもっと行きたかった...。

 

結論から言えば、とても素晴らしい舞台でした。

メインキャストの演技や歌、ダンスも申し分なく、そして脇を固めるアンサンブルのみなさんがとにかく素晴らしかったです。

 

ミュージカルということで、演技だけでなく、歌や踊りはどんな感じなのか?と思っていたのですが、いやぁ...よかったですね...(噛み締め)

 

ギル様の体幹のブレなさと圧倒的な王様感、でもたまーに演者ご本人のお茶目感が見えて、かっこいいのにどこか可愛い王様でした。

個人的にはぐだ子ちゃんがとても好きでした。真っ直ぐで一生懸命なあの感じ。千秋楽ということあり、終盤では涙を浮かべて熱演されていましたね。すごい大変だったんだろうなぁと、一緒に目頭が熱くなりました。

そして、女性メンバーの歌うま率の高さよ!!!!!上手すぎてちょっと笑いました。ごめんなさい、FGO舐めてました。びっくりするほどみんな歌が上手くて、「これが...ミュージカル...」となるオタク。

プロレスもとっっっても楽しかったし、みんなどこかお茶目な部分があって、長時間だけど飽きることなく楽しめました。

 

さて、推しくんについてです。

 

元々推しくんの歌い方や表情の作り方が好きだったので、今回の役はとっっっても楽しめました。難しい役だったんだろうなぁ。

一般的には、男でも女でも、人間でもないけど心を持った王様の唯一の友と言われていて、でも中身は違い、自分自身をキングゥだと思い込んでいた、哀れな「何か」。

彼を観ていて、自分を自分たらしめる物は何なのかと考えました。

あの丘でのシーン、親友になる瞬間の記憶や、親友と穏やかな時間を過ごす記憶に涙し、「これは僕の記憶じゃない!!」と混乱するシーンも、彼の内側に抱えているものが表れていて、観ていて辛かったです。だって、「自分はキングゥだ」と思って過ごしていた彼が、「お前は何者でもない」と言われた時の、絶望っぷりが見事で。誰かを、何かを信じていたからこそ、裏切られた時のショックはすごかっただろうなと。

ゲーム版FGOは第7特異点まではクリア出来なかった勢なので、原作がお好きな方は色々と思うことはあると思います(すっげーごついしな...筋肉すごいもんね、推しくん...)。推し贔屓もありますが、私はとても良い舞台だったと思っています。息を吸うように円盤予約したし!今から観るの楽しみだよ!!!

 

劇中歌で好きな歌は沢山あるのですが、やっぱり『ゆりかごの歌』(タイトル不明ですが...)が好きです。子守唄のようなのに歌詞やメロディーが不穏な雰囲気を纏っていて、第1幕の終わりにぴったりな曲でした。

あと歌を聞いて、推しくんの声量がめちゃくちゃ上がっていてびっくりしたんですよね。それまで深い歌い方をするなと思っていたのですが(好きポイント)、割と高音低音部分で声が震えがちだったなと記憶していました。ビブラートではない、声量が足りない震え、みたいな。

今回の舞台では割とキーが低い曲が多かったのですが、すごかった!低い音を響かせるのって難しいと思っているのですが、めっっっっっちゃ響いてた!!今までは歌う時もどこか不安げで、間違えないように歌ってるなっていう印象だったのですが、今回は堂々と歌っていて頑張ったんだなと涙が出ました。

 

こんなに推しが頑張ってるんだから、私も頑張らなきゃなぁと思えた舞台でした。

円盤早く届かないかなぁ。

 

おわり。